認知症予防が必要な人は?
目黒区周辺でパーソナルトレーナー&加圧トレーナーとして活動中の石川です。
先日セミナーに参加してきた認知症について少しシェアしていきたいと思います。
結論から言うと、認知症予防が必要な人は40代以上の人全員だと考えています。
まず認知症の予防を考えていくときに重要なポイントが「発病」と「発症」の差になります。
多くの病気では発病するとすぐに症状がで始めるのですが、認知症では発病をしてから発症するまでが約20年という長いタイムラグがあります。
- 発病:神経細胞の病的な変化(アミロイドβが脳内に蓄積など)が始まった時期
- 発症:認知症の中核症状や周辺症状が出現した時期
重要なのはこの発病した時期から認知症の予防を行い、「発症の時期を遅らせる」または「発症を防ぐ」ことが重要だと考えています。
アルツハイマー型の認知症の場合、40代頃から脳内の認知症の原因物質が蓄積のリスクが高まり、60歳くらいから発症のリスクが高まるようです。
この事から脳内に原因物質が蓄積し始めるリスクの高い40代頃から認知症の早期発見、発症への予防に努めていくことが大事だと考えています。
死後の脳を調べたところ、発病をしているが発症をしていないケースが発見されています。
発症しなかった人の共通点は
- 脳血管障害が極めて少ない
- 身体的活動や知的活動が多く行われていた
- 楽観的で何事にも積極的にチャレンジしていた
このように発病してしまったとしても、生活習慣を整え予防していくことで発症を遅らせたり防いだりすることが可能です。
予防方法についてはまた次の機会に書いていきたいと思います。
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